1970年製作で、Ze do Caixao初出が64年とかだから、Ze=Joseのイメージを使うのはマジでかなり早かったのだなという印象。というかこの人Joseとして出てる作品の方が多いでしょ。ここまでして自身の創作が優れていることを主張せずにいられなかったのは、多分ハリウッドホラーに対してブラジリアンホラーを打ち立てるのに必死だったからなのかな、と思う。セックスは全然映さないのに、ドラッグは注射しまくってるの、どういうバランス感覚なんだよと思った。結局軍事政権の検閲で公開できなかった時期が長いらしいが、セックスよりドラッグの方が検閲的にはダメっぽいだろ。まあ屈せずに作ったということだと思うけど、じゃあなんでエロには振らなかったのか。謎が多い映画。
