料理への愛ゆえ、ひたむきに料理と向き合ったジュリアと、そんなジュリアへの愛ゆえ、料理を通してジュリアと向き合うジュリーと。
そんな妻を愛おしく見守る夫たちと。
愛に溢れた作品だった。
日常の中にある、なぜか満たしきれない余白。
今の自分の役割だけでは自己実現できない時、それを満たすのが2人にとっては料理だったんだ。
女性の社会進出がまだまだされてない頃、それぞれの時代のツールを使って活躍の場を開拓していく2人の女性が眩しい。
そしてそんな妻たちを応援し愛し抜く2人の夫の優しい眼差しも最高だった。
決して穏やかなだけではないからこそ、人生は楽しいんだろうな。
明日を生きるパワーをもらった。がんばろう。
