ジュリー&ジュリアのＫのネタバレレビュー・内容・結末

気軽に観れて良かったけれど、しっかりと料理を映すシーンが少なくて、料理作品ならではの画の良さは控えめだった。

時代を超えた二人の関係性は素敵そのものだったのに、ラストのジュリアの気持ちを聞いてからは一気に気持ちが下がっちゃった。
あの大らかでチャーミングなジュリアが人に対してはっきりと不快な言葉を口に出したという事実が凄くショック。本人から聞いたわけではないから、真実は分からないけれど。模倣しただけで出版にありつけたジュリーに思うことはあっただろうけど、同じ料理を通して喜びを感じられた者同士、温かい結果で落ちどころをつけて欲しかった。せっかくのヒーリング映画が、この脚本じゃ消化が悪い…。