裕次郎嫌いだから…。
あまりに有名な作品なんで一応は見てみようと思ったんですが、何しろ、石原裕次郎が出てくるだけでがっかりしてしまいます。
あの時代、どうしてあの人にあんなに人気があったんでしょうか。
(兄貴の芥川賞作家も大嫌いだけど。)
そういうわけで、石原裕次郎を見せるだけのこの作品には全く魅力を感じませんでした。
裕次郎演ずるドラマーも、『陽のあたる坂道』同様、あいかわらず親の愛情に恵まれず、グレてしまったようなステレオタイプな奴で好きになれません。
だいたい、自分を売り出すために女の仲を取り持つとか言っておきながら、自分がその女を好きになっちゃって、平気で破る。
人間としても最低じゃないですか。
悪役のジャズ評論家、安川の方がよっぽど好きになれました。
岡田真澄の美男ぶり、おおらかさぶりが光るだけでした。
だいたいドラムだってなんだかいい加減な感じだし、あの有名なテーマ音楽も「ジャズ」というよりは「音頭」じゃないですか。
2015/12/31 14:31
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