ritsuko

ラブゴーゴーのritsukoのレビュー・感想・評価

ラブゴーゴー(1997年製作の映画)
5.0
3人それぞれのストーリーが自然に交差し、語りすぎない物語が良い

1人目の男の子が真っ直ぐで純粋で愛おしい
「ごめん」「透明人間」「言葉は無力」などのケーキタイトル
作品を通して彼女の気持ちを表現する。

自信に満ち溢れて言葉巧みにアタックできるひともいるけれど、この子みたいに手紙、歌、ケーキなど作品を通して表現することに凄く共感してしまった(恋愛に限らず)
きっと一人ならばあのまま渡せなかっただろう手紙を、渡す手助けをしてくれた普段は素っ気ない少年よ。
何も言わないけれど見守ってくれている人は意外と近くにいる。

台湾に行けないからこそ、より台湾に訪れたくなってしまった。
今迄観た台湾映画はここまでチャーミングでもなく、歴史的背景が絡んでいたり暗かったり、主人公にフォーカスされがちだったがこの作品はゆるゆると観るだけで二年前に訪れた台湾の空気や景色を思い出すことができる。
ハッピーでチャーミングで愛おしい。またきっと観るだろう、繰り返し観たい。
ritsuko

ritsuko