イナグ

ラブゴーゴーのイナグのレビュー・感想・評価

ラブゴーゴー(1997年製作の映画)
4.5
1秒先の彼女が気になって同監督の作品が上映されているとのことだったのでUPLINK吉祥寺で鑑賞 
超好きな作品だった、ラッキー!!

なんの変哲もない、普通の台北の、青春恋愛物語
すごくいい意味で美男美女が出てこないというか、親近感のある登場人物が多いのが好感度に直結しました
だからすごく彼らを応援したくなった
ブチャイクパン屋さんの真剣な片思い、おデブちゃんの恋への恋、セールスマンのなんだか変な真っ直ぐさ どれもにやけちゃうくらいの恋愛模様で良かった
その中でもUSATシャツおデブちゃんの、死に物狂いのダイエットすごかったな
世界仰天ニュースに出てくるような神様降臨
電話の向こうの声だけであんなにも燃え上がるの超可愛いな〜〜
ニッコニコしてベッドに転がってるのとか、ソレそれ!!!って感じで最高だった 
動物園の帰り道にバーキンで暴飲暴食するところまで最高で愛おしかった
全然恋愛経験ないのにやたら男子に厳しかったり、お洒落に敏感だったり(当の本人はあれで正解なのかはわからないけれど)、恋に恋する10代の鏡だった

総じて台北で恋をする人達の公私混同がすごくていいなぁと思った
好きな人への想いがありすぎてケーキの名前を変えてしまうとか、店の電話機で恋人と喧嘩してしまうとか自由だなぁって
それほどまでの没頭する恋に憧れてしまうし、そのテンション感で働くことが出来る職場にも憧れてしまう

あとは車窓からの台北の景色だとか、手紙朗読中の自然だったり街の景色がすごく好きでした
あぁこれは、台北での恋なんなぁってすんなり入ってきたし飾り気のない恋がそこにはあるんだなぁって思わせてくれた

普通の人たちの恋、最高でした
普通を演出するのが本当に上手だったな

うわぁ〜〜〜〜本当に好きだったなレモンパイ食べたい
イナグ

イナグ