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四つのいのち
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目次

『四つのいのち』に投稿された感想・評価

台詞なし

ナレーションなし

ドキュメンタリーでもなく

イタリアの田舎の日常を淡々と描く

絵画を映像化して動かしているかのよう

共生、共存や自然への畏怖や感謝

自然界の食物連鎖や輪廻転生

アルプスのハイジ的世界観

ワンちゃんの名演技‼️

🐕💨💨💨💨💨💨

ゆきちゃんも😁

🐐💨💨💨
群れの中の一頭、顎髭を蓄えた思慮深そうな老山羊は考える。
青空を見上げて流れ行く雲を眺めながら考える。

俺達を育てた爺さんは何処に行ったのか?
もみの木の根元で死んで行った生まれたての仔山羊は何処に行ったのか?
仔山羊が永遠の眠りについた場所に立っていたもみの木の大木は切り倒され後何処に行くのか?

イタリアの山間部の村で暮らす山羊を育てる老牧夫が老いて旅立ち、彼の飼う山羊が産んだ仔山羊は群れからはぐれて力尽き、自らの根元で孤独に逝った仔山羊を見守ったもみの木も伐り倒されて炭になる。
美しい山々や村の風景をバックに世の中の移り変わりをセリフ無しで通した本作は、淡々と説得力を持って生き物の生き死にを語る力に満ちています。

冒頭に記した老山羊のショット。彼は顔を上げ野山に吹く風の匂いを嗅ぎながらメェメェと鳴くのでした。
[四つのいのち、生命の繋がり] 80点

傑作。最新作『洞窟』が素晴らしかったので…と調べてみたら、なんと同作は本作品に続く監督三作目だったのか。エゲツない才能だな。本作品は題名の如く、人間/羊/巨木/木炭の"四つのいのち"を通して、生命の繋がりを見出す作品である。舞台は南イタリアのカラブリアの山村(カラブリアといえばアリーチェ・ロルヴァケル『天空のからだ』)で、第一章は雄大な自然の中で羊の放牧をして暮らす老人の生活を描いている。教会の床のホコリを薬として飲んでいるので、健康状態はあまりよくないらしく、そのまま倒れてしまうんじゃないかというくらい激しい咳をする場面もある。恐らくお祭り何かの日なんだが、いつもの道をローマ兵とそれに導かれて十字架を背負ったキリストらしき人が練り歩く場面があり、それが長回しのまま羊の大脱走シーンへと繋げられるという、日常からどこか変化した非日常の中で、何かがこぼれ落ちるような、長回しの魔術を感じた。第二章は生まれ変わりのように、生まれ落ちたばかりの子羊が視点人物となり、その成長と死が描かれる。大量の羊が出ていった後に、一人だけ残されて恐る恐る外に出るとことか、長回しのまま一匹だけ溝に落ちてるとことか、演出しただろってくらい主人公気質で逆に面白い。第三章では、子羊が息絶えた巨木が主人公となるが、それも切り倒され、やがて第四章では木炭に姿を変える。

手法だけ聞いているとフランコ・ピアヴォリにも似ている気がするが、ピアヴォリは人間に興味があるのに対して、フラマルティーノはそこまで人間に興味がないように見えて(というか"自然"の構成員の一部として捉えられている)、そのドライな距離感とカメラの距離感が一致しているので、非常に心地よい。残念ながら撮影はレナート・ベルタではないが、長回しもエゲツないし、街の屋根の上に真っ直ぐと伸びる場違いな巨木のショットなどもキマってる。

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