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1000日のアンのeop421のレビュー・感想・評価

1000日のアン(1969年製作の映画)
3.5
何も学ばない馬鹿で女好きのヘンリー8世と、そんな王様に対して毅然とふるまい死んでいった妃アン・ブーリンのお話です。男の子を産まないというだけで愛した(といえるのか?)女性に興味を無くし、次から次へと女子を孕ませるヘンリー。この人、ほんとうの意味で人を愛することができないのだろうな、と。自分を愛さない女はいない、という馬鹿みたいなプライドのモンスターみたいです。自分になびかない女、アンをなんとか手に入れようと躍起になる姿が哀れ。そんな彼を嘲笑するかのように男子が産まれません。本当に呪われてるのでしょうね。ザマミロ、と思ってしまいます。アンの気の強さと賢さが観ているこちらには救いです。ジュヌヴィエーヴ・ビジョルドがとっても良かった。凛々しくも愛らしさがあって素敵でした。
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