バンバンビガロ

海外特派員のバンバンビガロのレビュー・感想・評価

海外特派員(1940年製作の映画)
3.0
アメリカの新聞社の海外特派員である主人公が取材の過程で大きな陰謀に巻き込まれるというサスペンス。
第二次世界大戦の直前の話で戦争を止められるかどうかというシリアスな駆け引きが描かれるが、序盤は割と軽快。こじゃれたユーモアとロマンスをたっぷり挟みつつあまり深刻になりすぎない温度感で物語は展開する。終盤に入ると徐々に真剣な雰囲気になっていき話もちょっと肩に力が入った感じが見える。物語がシリアスになるにしたがって最初は不良サラリーマンという風だった主人公も熱血正義感みたいな感じが入ってきてちょっとキャラクターがぼけてしまっている気はする。
こういうサスペンス映画には珍しく陰謀を阻止することができず戦争が始まってしまうところや最後の主人公のスピーチなどは時代のリアリティが感じられるが全体としてみると可もなく不可もなくといった感じだろうか。
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