マイケル・コルレオーネ演じてた人と同じか？？ってくらい抜けててスゲェ。演技力ってこれなのかと思い知らされた。
60~70年代ってすごくゆるゆるで、最高だなって思った。もちろん偏見や差別もある、今以上に。だけど、今のような閉塞感はなくて、何をしてもドリフのコントに見えてしまうくらいコメディ見てた？ってなるのに、感動をしてしまうんだ。あの群衆の歓声サイコーだな。パチーノさんの演説、グダグダ強盗コントを見てたはずなのに、モラハラみもあるのに、純粋に性転換手術を受けさせてあげたいなんて、バカだけど、根からバカだから憎めないよ。いいシーンだ。なのにちゃんと社会派なのはすごい。話を聞かない母親と妻、人質なのに拘束されそうになった喘息持ちの黒人、同性愛を揶揄する群衆なんてね。今これを書いたらすごく重くなるだろうな。
あと最後に。ジョン・カザールはすごい。ほぼ喋ってないのに、だよ。アカデミーに選ばれなかったのは何？
