タカヲ

狼たちの午後のタカヲのネタバレレビュー・内容・結末

狼たちの午後(1975年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

あまりの暑さに誰も彼もがどうかしちゃってたのかも。狂気が狂気を呼び、その波紋は現場を飛び出し群衆までも覆い尽くす。英雄気取りの者、犯人を讃える者、ゴミを投げつけ非難する者、奇異の目で見つめる者。果てには事件とは無関係のマイノリティ団体まで出てくる始末。まさかこんな事態になろうとは…。予期せぬ出来事の連続に一番驚いてたのは他ならぬ主犯者ご本人だったのだろう。

銀行強盗は何一つ上手くいかなかったけれど、思いもよらぬところで群衆を掻き立て味方につけてしまう。それがソニーのスゴいところ。それも無意識のうちに。
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