psychedelia

狼たちの午後のpsychedeliaのレビュー・感想・評価

狼たちの午後(1975年製作の映画)
5.0
シドニー・ルメットという監督の凄さを本当に知った作品。アル・パチーノが素晴らしいのもあるのだが, とにかく主人公が「アッティカを思い出せ!」の一言で大衆を扇情していく場面の高揚感は他に類を見ない。映画館で観ていたら多分東映の任侠映画よりも影響されただろう。『大殺陣』のクライマックスの斬り合いが画面の激しさに比べて全く興奮が伝わって来なかったのを覚えている身としては「これが本物の映画か!」と言葉を失くしたものである。
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