RyanMihawk

高校生心中 純愛のRyanMihawkのレビュー・感想・評価

高校生心中 純愛(1971年製作の映画)
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もうタイトルからオチまで完全に判明しているけれど序盤は健気に健全に底抜けに明るく純粋異性交友するふたりのコミカルさ馬鹿馬鹿しさに思わず爆笑
だんだんと破滅に突進していくふたりの運命だがそれに抗いつつ強く逞しく生きようとするピュアさ健気さにに思わず感動

パワーワードのオンパレードで楽しいし
(生きるって大切なことじゃない!
どうして生きてくれないんだ!
神様は僕の愛したものを片っ端から取り上げるんだ!
もうさよならって言わなくて、いいのね…)
こちらのツッコミを全て跳ね除けてくるやり切りっぷり
そこに大げさな音楽がムードを徹底的に盛り上げる…
雪山にロングブーツ+ストッキング+ミニスカで女優を放り込むのって凄い狂気感じる
しかもそれが強い美意識と正義感のもと遂行されているんだろうな、と感じる
あと五百万小切手往復ビンタとか

どうしようもなく行き場がなくなるふたりの、物悲しさと多幸感を行ったり来たりしながら速度を緩めず破滅していく姿には心を掴まれました
この時代の映画たくさん見たいな
RyanMihawk

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