たわらさん

エクソシストのたわらさんのレビュー・感想・評価

エクソシスト(1973年製作の映画)
3.2
古典。悍ましい特殊メイク、回転する首、ゲロを吐いてくる衝撃は当時としては革新的であったのだろうが、物語のテンポも悪いため面白みに欠ける。

当時は『日本沈没』、『ノストラダムスの大予言』と共にオカルトブームの火付け役となり、公害や学生運動、冷戦など不安な社会情勢に引っ張られるようにオカルトへの興味が肥大していった。90年代のバブル崩壊と世紀末が相まって第2次オカルトブームがあり、社会と流行の関連性は興味深い。個人的にはオカルトは冷めた目で見てしまう性分だが、当時の子供は好奇心と想像力が刺激されて未来に関する空想に耽ることが多く、夢のある時代ともいえる。
たわらさん

たわらさん