優秀なクラシックピアノ奏者レミ(ヴァンサン・ルクール)はキューバ音楽に目覚め、肌を褐色に塗り言葉も訛らせてサルサダンスを教え始める。そこで知り合ったナタリー(クリスティアンヌ・グゥ)と親しくなるが、やがて彼女の祖母とレミの恩人との古い関係が明らかになり、レミの嘘も明かされてしまう。
ウォルター・ヒル監督の「クロスロード」はクラシックからブルースだったけど、こちらはなんとサルサだ。
そして、内容はほとんどラブコメで、正直B級感が強い。笑
ということで、ストーリーに際立つものはないんだけど、やっぱり音楽だ。
サルサもルンバもタンゴも躍動感と共に心が躍るのはなぜだろう。中盤あたりで、しっかり評価が高くなってしまった。
特にシエラマエストラのヴォーカルが最高だし、ナタリーのダンスのセクシーさがハンパない!!
人種差別もそれなりに描かれていて、ナタリーのパパが差別と偏見を自慢半分に語ったあとに、自分の出自を知る場面は笑えた。みんなの肌の色、辻褄合わないけど。笑
ただ、“黒人の辛さを知らないくせに” というフェリペの一言を掘り下げると、レミの行為は全く笑えないよなー。