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新しい背広のbendrinのレビュー・感想・評価

新しい背広(1957年製作の映画)
4.3
兄弟が場所を異にしながらもそれぞれ同じく過去を回想するシーンでは涙を堪えることができなかった。現代の感覚からするといろいろと違和感のある部分はあるもののそのようなものはどうでも構わない。兄である小林桂樹が選択を誤らなければ(なぜ4年待てないのか!)、ズルリーニの家族日誌にも匹敵する兄弟映画になった可能性があるだけに惜しい。八千草薫もその一挙手一投足に可憐さが宿り(衣装も隙がない。)、見所満載である。
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