一貫して許しをテーマにした作品。
ベンおじさんの死や、ハリーの父の死など長年に渡ってそれぞれの呪縛となっていた憎悪や怒りが成仏していく。
「復讐心は毒のようなもの、抱いた人間を蝕んでしまう」、「自分を許すことから始めなさい」と言っていたメイおばさんの言葉が突き刺さる。
ハリーとピーターが協力する戦闘シーンは胸が熱くなった。ハリーが記憶を失っていた時に
ピーターに対して「命をやっても惜しくない」
と言っていたのは本当だったのね。
ヴィラン達も性根から腐ってる人はいなくて、スパイダーマンもハリーも闇堕ちするくらいだから、誰にでも悪になりうるんだなと改めて。
サムライミ版最終作として最高。号泣。