ニクガタナ

スパイダーマン3のニクガタナのレビュー・感想・評価

スパイダーマン3(2007年製作の映画)
3.6
「スパイダーバース」新作観て、トビー・マグワイアのピーター・パーカーのインサートもあったなぁと、観逃してた本作を観てみたらサム・ライ味の効いたマンガっぽいアングル、演出が光りやっぱり面白い。ヒロインMJ役の眠たい目をしたキルスティン・ダンストは相変わらず可愛いとは思えないけど、出演した舞台での演技を酷評されて降板させられ、ピーターとの関係にも悩む憂いのある表情は抜群に上手い。冒頭林の中、蜘蛛の巣の上で二人で星を眺めるデートがロマンチック。ブラックスーツにとりつかれたピーターのノリノリの悪い顔が素晴らしく、イキった街中ゲッチューダンスも愉快。因縁の親友ハリーも敵対するって分かっててさらにヴィラン2体もいらんでしょとは思ってたけど居て良かった。それぞれ闇落ちして行く過程が納得行く形で織り込まれた良い脚本。シリーズ3作通してピーター、MJ、ハリー3者の関係因縁に筋か通って決着がつくのも良い。サンドマンとシンビオートのCGが良く出来てた。
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