Olala

ハロー・ドーリー!のOlalaのネタバレレビュー・内容・結末

ハロー・ドーリー!(1969年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

まず最初の町の風景の静止画から徐々に鳴り響く汽笛と共に電車が走ってきて、そこからドミノ倒しの様に静止画から
映像(実写)に移り変わって行くシーンでもう一気に惹き込まれた。
言葉では言い表せないので見て欲しい。
当時ならではの演出や華やかさがあってすっごく良かった!!
近年(制作)のミュージカルの様に全員のダンスが指先まで精密に揃っているという訳ではないけれど、エキストラのダンサーさん一人一人に味やキャラクターがしっかりあって、誰を目で追っていても楽しかった。
アーメンガード&アンブローズの超身長差カップルのダンスも凄く目を惹いていて良かった!!登場時間は少なくても、二人の性格特徴がわかりやすかった!
個人的にはコーネリアス&アイリーンとバーナビー&ミニーの4人組が狂おしいほどに好き。4人とも本当可愛過ぎる。
何もかもが大好きだった。
あと何と言っても19世紀後半頃のあの服!!ドレスとワンピースの中間の様なあの服装!!例えどんな激動の時代であろうと治安最悪であろうとコルセットで骨格が変形しようとあの服を着て生活するためだけにあの時代に生まれ変わりたい!!!本当に可愛過ぎる!!
ドーリーの歌もホレイスさんの歌も物凄く好きだけど、二人の恋愛模様だけは私の脳では理解で出来なかった。
二人がくっつくのかなと思っていたら終盤本気でお互いを突き放すような物言いをしたにもかかわらず最後唐突のプロポーズだった。ドーリーは割と最初からホレイスさんの事好きそうだったのに、発言が嫌よ嫌よも好きのうちとかのレベルじゃなかった。(喧嘩したわけでもなく)二度と頼りに来ないで的な事まで言ってたしホレイスも願い下げだ!的な事を言っていたのに次の日結婚した。海外の大人の恋愛事情難しすぎて理解が追いつかなかった。
でもレストランでの曲でタイトル回収するところとかその一曲の中で再開の感動・懐かしさ・盛り上がり全てが表現されていて今も頭から離れない。
後にホレイスさんと二人でこの曲のリプライズを歌ったのも凄くぐっときた。
ただあの状況からなぜ結婚しようと思えたのかだけは本当にただわからない。
謎である。
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