Rikuto

スカーフェイスのRikutoのレビュー・感想・評価

スカーフェイス(1983年製作の映画)
3.5
2016年156本目

親父に観せられました。王道ギャング映画。ギャングと言えばアル・パチーノ。当然同世代のほとんどは彼を知らないんですね。ゴッドファーザーも知らないと思う。学校で自分が一番映画知識を持っていると思う。みんな話追いつけてないし。
本作は親父が言うには「カリートの道」と表裏一体の作品であるらしく、次回はそれを魅せられるようだ。本作では人間の底知れぬ欲望が導く悲惨な結果が描かれている。前半は自分の気の強さを武器に成り上がっていくトニーが後半ではさらなる欲と殺し屋に狙われる恐怖に怯えるあまり愛する者たちを失っていくまさに怒涛の人生である。アル・パチーノの演技力はさすがというか、すごく人間味に溢れている。妹への異常なくらいの愛が引き起こす悲劇が一番哀しかった。
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