【The World is Yours】
ヒップホップやゲームなどに多大な影響を与えた、デパルマ×アルパチーノ×オリバーストーンによる伝説的バイオレンスギャング映画。
キューバから追放された難民のトニーモンタナがギャング界に足を踏み入れ麻薬王になり、堕落していくまでの壮絶な姿を描いたストーリー。
主人公のトニーがカッコいいのなんの。
持ち前の肝が座った精神で逆境を難なく跳ね返し、0から麻薬王になっていく様は凄く憧れます。
しかし繁栄の先には衰退がつきもの。
最後には彼はいろんな奴からクズだと言われ、全てを失っていくが、それでもなお己の信念を曲げずに「ぶっ殺してやる!」と言い放ちながらソーサの殺し屋共に弾をブチ込む姿は、自分の中にある孤独感を一緒に背負ってくれているみたいでいろんな意味で励まされる。
ラストのエンディングロールで、重苦しいテーマから明るい曲調へと変わっていく瞬間で"彼が救われた"ような気がします。
「軍隊を連れてきな!」
余談
僕が映画の中で一番好きな銃撃音がこの『スカーフェイス』の字幕版。
特にラストのトニーのM16の音の破壊力が本当に良い。
次点は同じくアルパチーノの『ヒート』です。