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アンドレイ・ルブリョフ 動乱そして沈黙(第一部) 試練そして復活(第二部)のひのレビュー・感想・評価

4.7
手塚治虫のブッダを読んだ時と似た感覚があった。宗教、政治、欲望、嫉妬、安寧。ロシアの宗教画家の10年を通して描かれるそれらの複雑な交わりが、物語をとても神聖なものにしていたと思う。同じ人種、民族同士がなぜ争うんだって、今こそ考えるべきだと思うし、ロシア人は昔から野蛮だったんだなとかバカげた結論で終わらせるのではなく、人間普遍的なテーマとして捉えるべきだと思う。
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