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アンドレイ・ルブリョフ 動乱そして沈黙(第一部) 試練そして復活(第二部)のDのレビュー・感想・評価

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本作は、15世紀ロシアを代表する聖像画家アンドレイ・ルブリョフの苦悩する半生を描く映画として、「動乱そして沈黙(第一部) 試練そして復活(第二部)」にて構成され、182分ある作品。

オリジナルの完全版は205分であり、全部で4バージョンが存在し、制作時は検閲によりすったもんだがあっったことで知られている問題作。

タルコフスキーの中では、時系列の通り進むストーリーがあり、独特の設定も特になく、わかりやすい部類の作品。

とは言え、歴史的・政治的・宗教的な理解が大部分で問われることになり、手放しではみることは叶わないが、そのダイナミックにして、壮大な物語は一見の価値がある。

雨・雪・水面などの自然を捉えた風景は毎度のことなが大変美しい。

もし絵画展が日本で開催されれば行きたくなるほど、興味を引き立てられる。
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