【ロシアはどこに行くのか】
タルコフスキーの初めの2作「ローラーとヴァイオリン」と「僕の村は戦場だった」は、第2次大戦後の復興への希望や、ロシア人の力強さなどをフォーカスしたものだったのに対して、…
アンドレイ・ルブリョフというイコン画家の半生を10章に分け、芸術がどのように人間の上に立ち現れるのかを描いた本作。
後半の第二部で描かれる大鐘造りの一連の流れは圧巻だった。背水の陣となった青年ボリ…
【一言で言うと】
「絶望、そして再生」
[あらすじ]
アンドレイ・ルブリョフ、ダニール、キリールの3人の画僧は、長年暮らしたザゴルスクのトローイッツェ・セルギエフ修道院を出て、新天地モスクワを目指…
ロシア最高のイコン画家の1人アンドレイ・ルブリョフの半生を描いたお話。
たった一人の半生がこれほどまでにスペクタクルなのか!と思った激動のヒューマンドラマ。
異教徒、他民族、権力に翻弄されながら…
セットが壮大で凄すぎる…まるで、1400年代にタイムスリップしたかのよう
3時間半にかけて複数のパートに分かれるのだが、労働者たちが鐘の鋳造のパートがすごい
為政者の指示で鐘を作るのだが、失敗された…
■生誕90年記念 タルコフスキー、アトモスフェア■
ロシア美術史上、不世出の天才画家として有名なアンドレイ・ルブリョフの波欄に充ちた生涯を描いた映画🎬
タルコフスキー監督らしく、映像が美…
このレビューはネタバレを含みます
このレビューはネタバレを含みます
馬が三時間かけて立ち上がるおはなし。
色慾に塗れしヌウヂスト達から拘束を受けたり、権力争ひに巻き込まれて凄惨な殺戮や拷問の場に居合はせたり、救けようとしてゐるのに逆に憎悪の目を向けられたりと、随…
異教徒をも利用して残虐の限りを尽くす同胞同士の殺し合いと巻き込まれる無辜の人々。600年前の人間を描いたこの映画の構図は今もなお目の前の現実として繰り返される。
全てを失っても自らの手で一から進もう…