このレビューはネタバレを含みます
当時、ジョディ・フォスターの大ファンだった私が彼女の名に惹かれて観にいった作品。
1980年度作品(米)『フォクシー・レディ』
監督は、後にフラッシュ・ダンスや危険な情事を撮ることになるエイドリアン・ラインの劇場デビュー作。
南カリフォルニア・サンフェルランド・バレー。
ハイスクールに通うジーニー(ジョディ・フォスター)は青春真っ盛りの16歳。母メアリー(サリー・ケラーマン)と二人暮らし。
彼女には、友人が三人おり、外見はファニーだが、中身は一番大人っぽいマッジ(マリリン・ケーガン)、やせっぽちのディアドル(キャンディス・ストロー)、キュートな問題児アニー(チェリー・カーリー)の顔ぶれだ。
この4人はそれぞれ家庭に不満を持っていて、4人で一緒に暮らしたいと思っている。
アニーは麻薬中毒で、警官の父親が入院させようとするが逃亡。ジーニーたちはアニーの行方を探し回る。
アニーは、ストリート・ギャングの連中と一緒にいた。アニーのボーイフレンドらの活躍でなんとかアニーの救出に成功する。
マッジは中年男のジェイの家に泊まりこむ。
シェリーは変な中年カップルの車に乗せられて衝突死亡。
こういった4人の少女の情緒不安定な生活と、セックスに重点がおかれている作品です。
ジョディー・フォスターは4人の仲では一番まともな役どころで見せ場は少ない。
でも、綺麗だったなあ、ジョディ。当時16歳。
監督のエイドリアン・ラインはライティングに凝った静かなタッチでの演出。少女4人の物語なのだが、W.アレンの「インテリア」に影響を受けたんじゃないかと思わせます。
満足度は中くらい。
ジョディ・フォスターのファンだった私でも少し物足りなかったかな。