ゆかちん

アイム・ノット・ゼアのゆかちんのレビュー・感想・評価

アイム・ノット・ゼア(2007年製作の映画)
3.0
よくあるミュージシャンの伝記ではないアプローチのボブ・ディランの伝記映画。

ボブ・ディランの半生を6人の俳優達(クリスチャン・ベール、ケイト・ブランシェット、マーカス・カール・フランクリン、リチャード・ギア、ヒース・レジャー、ベン・ウィショー)が演じる。
…とはいえ、6人とも名前はボブディランではないし、全く違う人のよう。
ディラン先生の色んな面を、各々切り離して表現したという感じか。

クリスチャンベールさすがやっ!
リチャードギアなるほど!
ヒースレジャーや!!
…みたいに、それぞれの役者さんの演じ方も良かった。
中でも特に惹かれたのはベン・ウィショーとケイトブランシェット。
ベン・ウィショー、この感じも似合うな。。他の俳優と違い、ずっと同じところで話してるだけなんやけど、表情と仕草がグッと惹きつけられるし、なんといっても、語り部として最高だなぁこの人、と。
あと、なんといってもケイトブランシェット!
一番みんなが描くボブディランだった。
声も違和感なくて。仕草のカッコよさパネえ。
男装の麗人はなんてカッコいいんでしょうね。
フォークの象徴とされ、ロックに転向して騒がれて。
なんか、そういう世間の見方と、ディラン先生の意志との相違というか、そこからの苦悩や葛藤というか。
時代も時代やし。

他のディランも、色々抱えてたんやなぁとも。

あ、ビートルズの4人が出てきて、後ろの方で沢山のファンの女の子に追いかけられてる小ネタがあったの良かったな笑。

白黒やカラーや、6人の俳優それぞれの見せ方もよかったかな〜。
ゆかちん

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