ひろぽん

そのときは彼によろしくのひろぽんのレビュー・感想・評価

そのときは彼によろしく(2007年製作の映画)
2.0
幼い頃からの夢だった水草のお店をオープンさせた智史(さとし)。ある日、その店にトップモデルの森川鈴音が姿を現わす。違和感を抱きつつも彼女を雇い始め、しばらく経ってから彼女が幼き日の親友・花梨(かりん)だと気づく。徐々に惹かれあっていく2人だが、花梨には知られざる秘密があるというファンタジー映画。


幼馴染3人組それぞれが小学生の時の夢を叶えるのが凄い。水草が大好きだというサトシが自分の店を持ち、気の強いカリンはモデルと看板娘、ユウジは画家。そんな彼らが13年越しに感動の再開を果たして再び物語が動き出す。

個人的には大人になった現代の話より、小学生時代の頃の描写の方が好きだった。

カリンの謎が明かされていくところから普通の恋愛映画ではなくファンタジー感が強まっていく。設定がガバガバでご都合主義のハッピーエンドを受け入れられるかどうかで作品の捉え方が大きく変わると思う⚙️

ずっとタイトルの『その時は彼によろしく』がどこで出てくるか楽しみにして観てたけど、そこまでグッと来るものはなかった。

中堅世代の俳優たちの若かりし頃を観れる新鮮さと、2000年代の独特の雰囲気の懐かしさを味わえる作品。山田孝之はシュッとしていて髭がなく若々しさ全開。長澤まさみも相変わらずの美しさとスタイルの良さ!

全体的に水草などの映像は美しいし、キャストも勢いのある若手を採用していて良いのだが、設定のせいか感情移入ができなくてそこまで楽しめなかった。ここで終わらないんだっていうシーン何回もあった。
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