アンソニー

群衆のアンソニーのレビュー・感想・評価

群衆(1928年製作の映画)
4.0
面白かったです。
都会に出て成功を夢見ていた若者が
結局は「群衆」と同じ人生を辿っていく。
そんな人生でも色んな幸せや苦難が
待ち構えている。
最初は他人を見下して、くだらない仕事を
している奴だとか馬鹿にしていたけど
最後にはそんな仕事をしている人にも
大切な人がいて、守るべき存在がいると
理解していく。
そして「群衆」の多くは皆同じ境遇にいるのだと教えてくれる。

無声映画であるが故に
セリフで語ることはないですが
それがより「群衆」を体現しているように
感じました。

橋上で子供が励ましてくれるシーン
普通に泣きそうになりました。
やっぱり、家族ものはズルいわ。