誰もが特別なかけがえのない存在であり個人という価値をもってその「個性」が認められるべきという概念の発明と資本主義社会の発展は矛盾する。そのはざまに生きる近現代人にとっての自己有用感とは一体。男は自分…
>>続きを読む古典映画らしくストーリーはめちゃくちゃシンプル。ただ、シンプルだからこそ映画本来の力というか魅力に溢れた作品。
随所に巨匠キング・ヴィダーの手腕が光る。冒頭とラストの群衆を映したシーンは今見ても素…
大物になるという
漠然とした目標を持って
NYへ飛び出した、
中流階級の男・・・
近代アメリカのシティサイド
に生まれた
ちょっと頼りない男の半生を
マルっと追体験!
予想を上回るような事は
殆…
序盤のシステマティックな群衆の姿と、ラストカットの群衆の姿は対照的だ。それは劇中で山あり谷ありの人生を送ってきた主人公たちが、真の意味で人生のモザイクである群衆にはめ込まれるからである。様々な点で影…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
「群衆」の中の一家族を描いたキング・ヴィダー監督作品。
オープニングとラストは感動!
「日常の誰にでも起こる喜び・苦しみ・悲しみなどは、群衆の中の一つの物語に過ぎないんだよ」と監督が言っているよう…
大物になることを夢見てニューヨークにやって来たのは良いものの、現実はそう上手くは行かず失敗を繰り返す…。
誰にでも起きるかもしれないリアルさに思わず目を背けたくなった。
自分勝手で傲慢な主人公には感…
このレビューはネタバレを含みます
出会ってすぐ結婚したカップルの数年間を描いた名作。
映像の見せ方は当時のサイレントらしくシンプルだと思うけど、デートやピクニックなど、一つ一つの場面を作り込んであったり、時間の経過でキャラクターが…