油屋

裸の島の油屋のレビュー・感想・評価

裸の島(1960年製作の映画)
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凄い映画があったものだ。
殿山泰司と音羽信子演じる夫婦と二人の子供が、自分達しかいない小さな丘のような島で暮らしている。
農作物を育てる為に毎日本土まで行き、桶で水を運ぶ。
そんな生活をたんたんと描くが全編を通してセリフは無い。
しかし単調な日々の中で上の子供に大きなトラブルが、、、
ラストシーンで音羽が苦労して運んだ水桶の片方をぶちまけ、作物の苗をひきむしり泣き伏す。それを見ながらも殿山は桶から水をまく作業を続ける。
そして再び音羽も水まきを始める。
ため息が出た。
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