北斗星

トゥモロー・ワールドの北斗星のネタバレレビュー・内容・結末

トゥモロー・ワールド(2006年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます


もう11月だというのに、真夏日になった。例年ならコートに身を包む季節。暑い。


これは近未来の話しじゃない。たいぶ現実味を帯びているのが怖い。まあ、ラストは物語り的だったけど…。
同時多発テロのその後、2006年に作られた作品。舞台は2027年。


子供がいない、無邪気な声もしない。人類は生殖能力がなくなった。
政府が自殺する薬を配給している。


巨大な絵画、ゲルニカ。『これを100年後に観る人はいない。』

暴徒や警察は1日中銃を放ち争ってる。


妊娠した娘は黒人だった。
キーとは、“Key”?あの黒人の若い娘は人類の鍵になる? 
『赤ちゃんの父親は?』
『私は処女よ。』


彼は生命を繋ぎ、そして死ぬ。彼の名前のついた赤ちゃん。


赤ちゃんに触れようと人々は手を伸ばす。

戦士は争いを一旦止め、母子を見つめる眼差しは、神々しい・神聖なものを見つめているよう。
本来、普遍的であるはずの生命誕生や、人々の“希望”。


マイケル・ケインが出ていた。
クライヴ・オーエンがイケメン。



環境破壊による地球沸騰化といい、全世界的な(先進国だけじゃなく後進国すらも)少子化といい。終わらない戦争といい...
トランプが大統領に再選されたら、いよいよ破滅の一途か。
まだ間に合うのか、それとも…
世界はこの先どうなっていくんだろう。
北斗星

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