ゆう

トゥモロー・ワールドのゆうのレビュー・感想・評価

トゥモロー・ワールド(2006年製作の映画)
4.0
人類が繁殖能力を失った西暦2027年。もう18年も赤ちゃんが産まれていない世界。世界最年少である18才少年の死がテレビで流れると、人々は悲しみにくれる。世界はテロや内戦で荒廃し、英国は不法滞在者で溢れている。そんな中で主人公は不法滞在者の妊婦に出会い…って話。

設定も含め色々衝撃。赤ちゃんを18年ぶりに見たらやっぱり誰でも尊い気持ちでいっぱいになると思う。生命を崇める静寂からの無慈悲。人類に明日の世界はあるのか。奇跡の命は未来への希望なのか。それとも…

気軽に見たら結構に重い作品だった。少子化問題を超える、子どものいない世界は絶望だ。子どもは人類の希望だとつくづく思う。2027年はもうそこ。
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