ちゃあさん

トゥモロー・ワールドのちゃあさんのネタバレレビュー・内容・結末

トゥモロー・ワールド(2006年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

思ったよりシンプルな展開だった。

もっとSF色があるのかと思ったが、生殖能力を失った人類の行末というディストピア設定だけで、あとはもう逃げて逃げて逃げまくる!
ただ、その設定に移民問題やパンデミック、内戦など、現在の問題を提起していた。

キュアロン監督だけあって臨場感が凄い。こちらまで一緒に赤子を連れて逃げている感覚だ。 
そういう意図なんだろう。

レジスタンス内の反乱等、リアルで怖い。
いつ死ぬかわかったもんじゃない…
ジュリアン・ムーア なむ〜

ストーリー的に、これは救世主、キリストの再来と絡めてあるのだろうか?
激しい戦闘が一時的に中断し、赤子の泣き声に誰もが希望を見出すシーンはちょっとグッときますね。
ラストにコミュニティの船に助けられる…で終わりますが、この世界観だとそのコミュニティもあんま信用できないのでは?と思ったw


マイケル・ケインのしゃれた爺さんがいい味だしてた。
「世の中には信念と運命がある」「影と陽?」「シヴァとシャクティ」「レノンとマッカートニー」
思わずニヤリw