Punisher田中

ヴァルハラ・ライジングのPunisher田中のレビュー・感想・評価

ヴァルハラ・ライジング(2009年製作の映画)
3.3
奴隷戦士として異教徒に飼育された隻眼の男は次々と他の奴隷戦士との死合を制していく。
そんなある時、彼を気になった1人の少年は遂に脱出の術を見つけ、2人で何かを探す旅へ出ることとなるのだが...

マッッッッッッッツ!!!!!
久々にマッツを摂取できて歓喜の感情が止まらない!!
マッツ濃縮100%のマッツ作品!!!!!
マッツ×ウィンディング・レフンは感覚的にはやっぱり相性が良くて、どんどんタッグを組んで欲しい所...そう...スマートなアクション映画(もしくはサスペンス)だったらね...
今作、結構頭を抱える所が多くて泣いちゃいそうでした...自分の理解力の無さを突きつけられたというか...
マッツがモツを引き摺り出したり、ガンつけられたら片っ端から皆殺しにしていく辺りは凄く良く、一生殺し合いしてくれねぇかなと思っていたのだが、そこから1時間が意味不明ゾーン。

今作、マッツのセクシーボイスが一言も聞けないせいか、全く説明が無く画で語るスタンスで淡々と進行していくのだが、ヒントが全く持って掴めない。
重要なセリフも他キャラクターの辞世の句くらいしか無いのでマジでわからない。
ストーリーのベースはヴァイキングや土地が関わっていることもあり、北欧神話が絡んでいることは感じ取れるものの、僕の浅い知識と理解力ではどうにも掴めなかったのが本心。
しかし、ショットは凄く面白かった。
特に北欧の広大な大地と色彩を欠いたモノクロ調な画の数々が不穏さと陰湿さを醸し出しており、中でも今作に出て来る水が悉くドス黒いのが何よりこの特殊な世界観の構築に一役買っていたと思う。
最近は北欧の作品に惹かれることが多いので、キリスト教だけでなく北欧神話についても勉強していきたい。