【ロシアンエンターティンメント】
その昔、何気なく観て偉い面白い印象だった作品。
Prime見放題が終了になるので、30年ぶり以上笑で駆け込み再鑑賞。
何となく「ロシア・白黒・黒澤明」みたいなイメージがあったのだが。。。
ロシア…ロシア製作でもロシアが舞台でもないが、監督はロシアの方。そういや、この監督の近作『親愛なるものたちへ』も、映画館で観てすごく面白かった!
黒澤明…脚本(原作)を書いているらしい。映画版は大幅にリライトされていて、本人は批判しているようだが。
白黒…モノクロではなかったが、白い雪に黒い機関車と無彩色の世界が続き、白黒のイメージを持っていた自分にも勝手に納得。最近だと『007 スカイフォール』も色のないシーンが印象的だった。
とにかく最初から最後まで寒く、そして時々めちゃくちゃ痛い作品。
何となく『フレンチ・コネクション』にも通じるような、男臭くてハードボイルドな一本。
マニーは脱獄なり強盗なり、もちろん刑務所所長なり、なにか抗うものがあって、初めて自分の存在価値が感じられるのかなぁと思った。
自由を与えられても、それを上手く享受できない問題は『ショーシャンクの空に』でも描かれていた。
言わば『ショーシャンク』のバッドエンド版?笑