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少林寺三十六房のhasseのレビュー・感想・評価

少林寺三十六房(1977年製作の映画)
3.4
香港のカンフー映画で、ジャッキー・チェンより三つ歳上のリュー・チャーフィーという本作をきっかけにブレイクしたカンフースターが主演。タランティーノのお気に入りらしく、キル・ビル2作に出している。

衣装やセットにわりと金をかけて豪華にしていて、画面映えする色鮮やかさが印象深いが、少林寺入り前の主人公のカツラのクオリティだけあれ…どした?という感じ。髪質がいかにも作り物っぽいし、生え際が生身の皮膚の色と若干違って被り物感満載。

少林寺の修行編では、合計三十五房のステージを一つずつクリアしてステップアップしていく。少年マンガ的な展開で結構楽しい。

この映画は清朝の役人らに摘発される学生時代編、少林寺修行編、清朝の役人らへの復讐編の三パートに大きくわかれるが、後半二パートが物足りない。最初のパートは修行にいくきっかけだけなので大胆に縮めて、少林寺修行編を(ライバルとか登場させたりして)さらに濃厚に充実させたほうがよいし、復讐編は単純に尺が短いので長くしたほうがよかった。
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