たむランボー怒りの脱出

愛の誕生のたむランボー怒りの脱出のレビュー・感想・評価

愛の誕生(1993年製作の映画)
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フィリップ・ガレルの作品は初めて。

アントニオーニとロメールを足して二で割ったようだと思った。

しかし、両者と決定的に違うのはその表現の方法(撮影や編集の諸々)だ。
例えば、男女の会話場面では一方だけを捉え続ける。
それはクロースアップであり、微妙な表情の変化も逃さない。
こういった手法は非常に興味深かった。

退屈といえば退屈だったが、ラストの台詞の掛け合いは好きだったので好印象のまま幕を閉じた。