ロメロン

生きてみたいもう一度 新宿バス放火事件のロメロンのレビュー・感想・評価

3.8
新宿西口バス放火事件

1980年8月19日、ある男によって実際に引き起こされたバス放火事件で、そのバスに乗って被害にあった女性の再生の物語。

彼女は後ほど「生きてみたい、もう一度 新宿西口バス放火事件」と言う本を出し、それがこの映画になった。

子供の頃、テレビで偶然この映画を観たんだが、全身大火傷を治療するシーンが幼心にトラウマになって、何十年経ってもそれが強烈に残ってた。
それがまさか大人になって再会するとは思ってもみなかった。

そして意を決して観た。
前半はやっぱりきつかった。
バスの火災シーンは本物にしか見えないし、全身の皮膚がボロボロになって悲鳴を上げるシーンなど、
これは子供が観たらトラウマになるw

中盤からはしっかりした人生再生のドラマになるのでこれはこれで見応えがあった。

そして、何より 桃井かおりの全てが可愛く魅力的だった。

彼氏役の石橋蓮司は仕事で金策に追われてて辛そうだし、人生ってなかなか上手くいかないよな〜と共感した。

全然関係ないが犯罪ドラマ「深川通り魔殺人事件」(83年)も傑作なのでお勧めです!
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