「悪役」のアッパチ族のUlzanaは、有名なジェロニモと同時期の実在の人物で、実際に1885年に居留地から逃亡して、いわば、強奪と殺戮の限りを尽くすのであるが、実際にはこの時、騎兵隊に追われながら…
>>続きを読む60年代から先住民族との争いの描き方には大きな変化があるように思うが、本作もそれ。生々しくリアリティがあるが、心抉られるも、見ていてとてもしんどい。
父性を身にまとい、どっしりと本作の真ん中にそび…
このレビューはネタバレを含みます
西部劇は色々観てきて、追跡モノは観た事があるけど、脱走した先住民を追いかけるストーリーと、残酷さの描写は今まで観た事の無いタイプで新鮮だった。
序盤、母子の護衛中に先住民アパッチに襲われた兵士が、…
暇を持て余して撮りだめした映画から、たまには西部劇をと思ってみた作品が大当たり。
居留地から逃亡した先住民を追跡する騎兵隊とありきたりの設定かと思いきや、騎兵隊を指揮する若い将校役がいつまでも純真…
夜の闇に紛れて犬も手懐けてひっそり馬を盗み出すウルザナらの動きは荒事を厭わないアパッチには不似合いだ。幽閉同然な居留地を抜け出して目指すのは米墨国境、追っ手を引き離すなら先ず気付かれない事だ。アパ…
>>続きを読む脱走したウルザナを追跡する主要3人物の絡みと、心の葛藤が描かれる。
若い指揮官だけでなく、ベテランの斥候も雇われたインディアンも、割り切れず葛藤を抱えながら任務を遂行するのが人間らしい。
印象に残っ…