このレビューはネタバレを含みます
接触篇を経て、発動篇を観賞
観る前から評判というか、時代的にも伝説的な評価を耳にしていて期待値上げて観てみたわけだが
それを裏切られることはなく
前半はSFロボット戦争ものとして見どころある戦闘と
イデの超パワーで導かれるソロシップクルーに希望を感じたり
バッフクラン側のドラマもアジバ家を中心に描かれ
さあこの物語はどんな終わりを迎えるのか
と迎えた中盤
み な ご ろ し の富野ここにあり
マジで容赦ない
イデアをイデが守っているとはいえ
ほぼメインヒロインに近かったカララの始末はじめ
まさか、子ども、こんな、いま下手にやったら叩かれる
と刺激が続き
えええええと思っていたところで
真のエンディングになる終盤は
もうなんか、すげえとしか言えねえ
富野さんの表現したいもの、多分作品ごとに違いがあるんだろうが
今作に関しては、これまで観たどの作品よりもこの人の頭の中すごいわと感じた
と後からになって
接触篇がいがみ合うシーンよりもより手早くソロシップクルーの団結や
バッフクランとの対立を中心とした絡みのシーンが多かったのは
この結末を意識してのことだったのかな?と
素人考えながら推察してみたり
とにかくすごいなと思うけど
この結末を、もはや肉体の生死に囚われた評し方をしてはいけないのだと思うけど
やっぱり自分としてはみなごろしの展開を
ハッピーエンドとして好むことはできないかなと
そう考えてしまう。
いやー、たしかに中途半端に生き残って
あんな幸せそうなみんなと合流できないのも
良いとは言えないのかなとも思うが
好きな場面
慟哭しながら戦い続けるコスモ
あれだけ騒がしかったのに慈愛を示しはじめたカーシャ