【生と死と再生】
昔観たのだが、あまりに強引にこねくり回した設定を作画の熱量で押し切っている感覚があるアニメだった。あの『エヴァンゲリオン』とは似て非なる終末SFになっている。
かなり悲劇的なラストで人間とは何か?生命とは何か?と監督が問いかけているようなムードが残る。後半で畳み掛けるように人がバタバタ死んでいく。もはや慈悲無し。
しかしこのようなロボット同士で爆撃したり戦ったりを繰り返す緩急のない展開は今観るとキツいし「みんな星になってしまえー!😭」って言う主人公のコスモの童貞臭さが何とも歯痒い感じ。
最後は余韻も何も無く『マトリックス・レボリューションズ』観終わったときの感覚に近いモノがあった。大量の物量作戦のあとの「やれやれ」みたいな。一部のアニオタの間でカルト化してるようだが私には全く縁のない世界観だった。展開が性急過ぎてついていくのに精一杯。
『鬼滅の刃』同様、戦ってばかりで肝心のドラマが浅薄。この監督の「みんな死ねばスッキリする」っていう持論も頭の悪い私にはサッパリ理解できない。ガンダムは割と面白かったんだけどなー?。不思議。