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伝説巨神イデオン 発動篇のPANDADAのレビュー・感想・評価

伝説巨神イデオン 発動篇(1982年製作の映画)
2.0
富野由悠季監督のTVアニメ「伝説巨神イデオン」の劇場版後編。

戦乱の元凶とされ地球にも見放されたソロシップの一同はバッフ・クランの追跡を避けつつ、あてのない逃避行へ。
そんな中、ついに「無限力」と呼ばれるイデの覚醒が始まり、ソロシップに潜入していたカララはその未知の力によりバッフ・クランの総司令ある父ドバに会い、戦闘停止を訴えるも、全く話し合いにならず物別れに。
そして、イデの未知の力により、地球とバッフ・クラン双方の母星に無数の隕石が降り注ぎ、両母星は全滅する。しかし、それでも戦闘は止まらない。残った人々も次々と散華していく中、ユウキ・コスモがみたイデの本当の力とは、、、という感じのお話。

後編にあたる「発動篇」は、ダイジェスト風の序盤からかなり鬱展開と衝撃的な描写が繰り広げられます。

説明なしにガンガン進むストーリーはどんどん悲劇を加速していき、救いようのない所まで。
そして、キャラクター愛を全く感じられない、厳しい描写が何度も重ねられ、壮大なラストへ続きます。

賛否両論あるとは思いますが、ある種の哲学的な背景や倫理的な問いかけを包括したラストは、ある意味では「2001年宇宙の旅」を彷彿とさせます。

つまりは難解という事です(笑)。

悲愴感漂う厳しい展開は、観る人を選ぶだろうなぁと思います。

そして、イデオン全般に言えることは、メカがダサい(笑)。
なんか、バッタもんのガンダムを観ているような印象がどうしても拭えないんですよね(笑)。
そういえば、ガンダムのプラモは数え切れないくらい買ったけど、イデオンは買わなかったなぁ。

落ち着いたらもう一度「接触篇」から観直そうかなとは思ってます。
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