八月の狂詩曲(ラプソディー)に投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)- 2ページ目

「八月の狂詩曲(ラプソディー)」に投稿された感想・評価

山本

山本の感想・評価

4.2
私はいい作品だと思う
赤色の使い方が魅力的だった
雷の音がこれからは違って聞こえそう

「何だかおかしな夏でした。」

冴え渡る青にふくらむ入道雲が美しい八月の空。
夏が伝わるのような鮮やかな色彩と蝉の合唱。簾と爽やかな緑が何とも涼しい。
お婆さんと四人の孫という特殊な登場人物たちと、…

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Sakurako

Sakurakoの感想・評価

4.1

物語に入り込むのに少し時間がかかってしまった。
が、やはり途中から引き込まれる。

長崎に買い物に出た子どもたちが、ふとお祖父様が亡くなった学校に見学に行く。
ただハワイに行きたいばかりだった子ども…

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benno

bennoの感想・評価

4.3

黒澤明監督作品4作目…*̣̩⋆̩

原作は芥川賞を受賞した村田喜代子の『鍋の中』…。

長崎、人里離れた山村にある被爆体験を持つ祖母の家…夏休みになり4人の孫たちがやって来ます。そこへハワイから一通…

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MURANO

MURANOの感想・評価

4.1

1991年製作の、黒澤明監督の遺作ひとつ前の作品。

「戦争が終わって45年」と劇中でも繰り返されるが、原爆投下の歴史も風化してしまうことを危惧し、黒澤明が死ぬ前にどうしても残しておきたかったのがこ…

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このレビューはネタバレを含みます

「クロサワ最後から2番目の映画。長崎で被爆して最愛の夫を失ったおばあちゃんが主役。けっこう途中までしんどいかも知れないけど…。おばあちゃんが認知症になる。その瞬間の描写が凄い。おばあちゃんはある台風…

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parkoldies

parkoldiesの感想・評価

4.3

松竹映画ってこともあり、どこか牧歌的な小津安二郎、山田洋次路線をイメージしていたが、テーマには原爆という戦争の恐ろしさがある。消えない戦争の記憶がおばあちゃんの脳裏には焼き付いている。時間が逆送りと…

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nt708

nt708の感想・評価

4.1

このレビューはネタバレを含みます

原作を読み、本作の最後にあたる場面を読んで黒澤は映画にできると確信したという。なるほど、本作はある意味で最後のシーンをやるために作られた映画と言っても過言ではないように思う。あの日、自分の愛した人を…

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Foufou

Foufouの感想・評価

4.5

1991年公開。黒澤明の30作目の作品。御年81歳。

原作は村田喜代子の傑作『鍋の中』。夏休みの田舎で子どもたちがおばあさんから聞かされる、金へんの名を持つ兄弟たちの奇妙なお話。人を食ったような年…

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原爆と、その被害にあった人を取り扱うデリケートな映画。
個人的には好きな作品。

作中でリチャード・ギアが謝罪するシーンがあり、アメリカで批判されたとか何とか…。
色々と政治的にややこしい作品かも。…

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