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八月の狂詩曲(ラプソディー)のrinのレビュー・感想・評価

4.0
シンプルだけど、難しかった。

子供たちが、おばあちゃんのご飯が絶望的に不味いとか頭が堅いとか、頭が弱いとか結構グサグサと言うな😅なんて思ってしまった。
子供ゆえの素直な気持ちと、まだそれをそのまま表現してしまう未熟さでもあるだろうし、また当時の映画って確かに結構ストライクに言うよな、とも。。。^^;

原爆について当事者の話を聞けたり、現地を見たり出来るのはとても貴重なことで、もう少ししたら当事者の話を直接聞くことは不可能になる。

子供たちは原爆について知っていくうちに、おばあちゃんに対する態度も変わってきたり、もっと知ろうとか、大人の考えはおかしいとか、どんどん良い方向に成長しているように見えた。

スマホもテレビもない田舎の夏休み。当時は当たり前だったかもしれないが、今の私たちにとってはとても憧れる夏休みである。
田舎の感じも、少し昔の街並みも、まるでジブリのようだった。

’’目’’のくだりとか、最後とか、何だかよく分からないまま終わってしまって悔しい。
「目」、そう来たかぁ?!ってなる笑
狂詩曲(ラプソディ)の意味も、狂ってるという意味ではないのは分かりつつも、何だか狂っているように感じたし、この夏休みの体験のことを言っているのか、雨が狂詩曲のように感じることもあるし、音の外れたピアノも何か指しているようだったし、難しかった😓

アメリカ人とのカタコトの会話は微笑ましい。
おじいさんはアメリカの原爆で死んだ、という事実とその息子アメリカ人の関係、気まずさ、会話、現実的。

そして最後の曲はなんだったんだ?!笑

楽しく、新しい事ばかりの夏休み、そしてある意味不気味な夏休みでした。
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