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男はつらいよのめるのレビュー・感想・評価

男はつらいよ(1969年製作の映画)
5.0
「お兄ちゃん?」
「そうよ!お兄ちゃんよ!」

日本が誇る名作映画『男はつらいよ』の記念すべき第一作

1969年公開なので今年で50周年です。半世紀も前の映画が今も変わらず親しまれているのはすごい。
私は邦画をあまり観るわけではないのですが、『男はつらいよ』ほど面白い映画はなかなかお目にかかりません。日本人なら一度は聞いたことがあるタイトルだと思いますが、『男はつらいよ』を観たことがある友人は少ないです。若い人たちみんなにも観てほしい~~!!


一作目は何度も観ているので、今さら感想を書こうにも"大好き"で溢れていて何から書いていいのか分からない!
寅さん映画は感動の中に笑いが混じっていて悲しみの中に笑いが混じっていて、とにかく感情の大洪水になる映画です!!
『男はつらいよ』は観終わったあとに必ず幸せな気持ちになって、じんわりと余韻に浸ることができる。あのシーンこのシーンを思い出しては親とよく話して笑っています。

私のお気に入りは倍賞千恵子と笠智衆ですかね~。さくらがとってもかわいい。美しい。みんなに愛されるお兄ちゃん想いの妹です。そして、私が大大大好きな御前様。一見ホワホワ~としているけど、寅さんの唯一頭が上がらない人間です。いつも素の笠智衆が滲み出ていて、何度見ても癒されます(笑)
一代目のおいちゃんは「バカだね~~本当にバカだねぇ」の言い方が良い。「おいまくら…さくら、まくらとってくれ」も(笑)


『男はつらいよ』のおかげで日本がさらに大好きになりました。
一昨年の春に柴又の土手に座ってぼんやり江戸川を眺めたとき、柴又は全ての日本人にとっての故郷だったんだなと気づきました。
もしかしたらあなたも旅先のどこかで寅さんに出会えるかもしれません🍵🍡


追記
私は知らず知らずのうちに寅さん映画を完走していたのですが、レビューを書くのは大変ですね~…(笑)
お気に入りの作品から埋めていって、残りは旧作から順番に書けていけたらいいなと思います。
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