愛車はデロリアンさんのレビューきっかけに鑑賞。家族が集まった時のあるあるを絶妙な空気感で見せてくれる。役者陣も適材適所で見事な演技。こういう家族の風景を切り取るのが上手い監督だなぁ~と、感心する。せ…
>>続きを読む人生は、いつもちょっと間に合わない
家族って、かけがえないけど厄介だ
〜私編〜
私の両親は夫婦喧嘩が絶えず
常に家庭の空気は重苦しかった。
両親の顔色を窺いながら育った私は
嘘ばかりつく子ど…
是枝監督作の中でも、おそらく本作がいちばん会話のやり取りが面白いかもしれない。
会話の中に織り込まれた本音と建前、喪失と受容、そしてささやかな愚痴が、登場人物たちの人間らしさをより濃密に浮かび上が…
「いっつもこうなんだ、ちょっと間に合わないんだ」
墓参りまでの歩く道、他にはないあの空気感、あのつまらなくて、ひたすら歩かなきゃいけないけど、何にも変わり難い景色。鮮明だった。。
そして是枝さん…
よく、好きな人物・キャラはどのような人か、というような話題で「人間臭いキャラクターが好き」というような人がいるが、本当に人間臭いとは、この映画の家族のような人々をいうのだろうなと感じた。
それぞれ…
(C)2008「歩いても 歩いても」製作委員会