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歩いても 歩いてものaeのレビュー・感想・評価

歩いても 歩いても(2007年製作の映画)
5.0
善人/悪人なんて誰一人いなくて、みんなそれぞれの傷を抱えたまま、時によって互いを思いやったり傷つけたり。

監督本人が仰っていた「誰かを悪者として描くことをしない」スタンスが如実に感じられる作品。

「10年やそこらで忘れてもらっちゃ困るのよ。憎む相手がいないだけ余計こっちは辛いんだから。あの子にだって年に一度くらい辛い思いしてもらっても、罰は当たんないでしょう。だから来年も再来年も来てもらう。」
このセリフ凄い。アリス・マンローの小説にありそう。
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