hikari

歩いても 歩いてものhikariのレビュー・感想・評価

歩いても 歩いても(2007年製作の映画)
3.8
どこにでもあるような、実家に家族が集まるある夏の1日。
を描いているように見せかけて、母が持っている根深い怨念をジワジワと描いているのがすごい。
淡々とした生活の中に隠れている負の感情を妙な盛り上げるシーンを作るわけでもなく描いているところが絶妙だし、そのおかげで人間の怖さも強く感じる。
でもなぜか観た後、ほわっと温かい気持ちになったのはなぜなんだろう。それまで距離があった家族がちょっとだけ近づいたように見えたからかな?
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