始まりから終わりまで、「あるある」「こんなんあったなぁ」「あー、わかるわかる」と、心の中で連呼してました^ ^
この作品では、死んだ長男の命日に、実家に集まる家族を描いていますが、子供の頃 夏休みに行った田舎の記憶や、親となって 家族を連れて帰った実家の記憶が鮮やかに蘇りました。
台所で歓迎の食事を準備する母と娘、そこに加わる嫁の覚悟。
親子間でのしこりや、祖父母と孫の秘密の約束。
そして、是枝作品で存在感を示す樹木希林さん。
息子からのお小遣いを、手刀きって受け取るアドリブは、彼女ならではですね。
日本人にしかわからない、心の片隅をちょこちょこっとくすぐる、いい作品でした。