日常の親子同士の集いを映画化したもの。
途中から、何かをしながら音だけ聴いていたら、自分の家で家族がいつもの会話をしているような感覚になりました。
是枝裕和監督ならではの世界観が伝わってきます。
そのくらい自然で、日常的で気持ちが落ち着く映画でした。
樹木希林さんがまだだいぶ若く感じます。
日本人にしか伝わらないのではとすら感じるくらい起承転結が分かりにくいのにホッとする流れ。
野菜を洗ったり家族の会話の所々に含まれる嫉妬心や開き直るような姿勢はとても繊細で日本の映画ってなんかいいなあ、と思わさせられる部分です。